「設計工房ひなたぼこ」の庭づくりの報酬に関する基本姿勢です。

 CLEAR(=明確な)

「庭」づくりは、【庭づくりのながれ】で書いたように、条件整理→計画→設計→施工という工程で成り立っています。これを専門家に依頼する場合、当然、それぞれの工程に料金が発生します。

最近、「工事を依頼された場合、設計は無料(サービス)です。」というガーデン業者さんが多くいらっしゃいます。しかし、誰かが知恵を絞り、時間をかけて「設計」をしている以上、設計料という形でなくても設計に要する支払いは、必ずどこかで発生しています。

「設計工房ひなたぼこ」では、

設計にかかる費用は「設計料」として、
工事監理にかかる費用は、「監理費」として、
施工にかかる費用は「施工費」として、

明確にしたいと考えています。それが施主に対する本当の「サービス」であると思うからです。
 

 REASONABLE(=適正な)

「設計工房ひなたぼこ」の料金設定は、決して安くはありませんではありません。しかし、決して高くもありません。技術(センス、アイデア、経験、知識など)に基づいた「仕事」に対して、納得していただける適正な料金設定をしているつもりです。

「設計料がなんでいるの?」「簡単でいいから、ちょこっと考えてくださいよ。」と気楽に言われるケ-スがありますが、その「考える」ことこそが設計のなかで一番重要なことなのです。

「庭」に限らず、設計という業務は「考える」ということを省いてしまえば簡単にできます。一般的な「庭」の設計であれば、プレゼンテーション用の資料作成まで含めて、1日あれば十分でしょう。
しかし、そうやってあまり考えずにつくった「庭」と、想いと心を込めてつくった「庭」とでは、誰が見ても、明らかに違った「庭」になります。これは、私たちが設計した「庭」を見ていただければ理解していただけることと思います。

当然、コストパフォーマンスに優れた空間を「考える」ことも設計に含まれています。「庭」づくりにかかる費用の約9割を占める「施工費」をコーディネートするのが設計業務ということです。

費用を抑えるために、単に安い材料を使ったり、面積を減らしたりするだけではなく、材料を上手に使ったり、アイデアやデザインで予算を補う方策を考えたり、・・・つまり、「こだわり」はあるが予算が厳しい方にとっても、設計に力を注ぐことが、結局は、「トータルコスト」を抑えることにつながるのです。
 

 FAIR(=公正な)

「庭」をつくるのは楽しいことです。私たちは施主であるみなさんに「庭」づくりを楽しんで頂きたい、そしてみなさんと一緒に、みなさんにとってベストといえる「庭」をつくりたいと考えています。

それには、お互いの信頼関係が必要です。
ですから値引きを前提とした見積などの「駆け引き」みたいな行為は致しません。
値引きできるものは最初から値引きしますし、安い材料を使って同じような効果が得られるならば、安いものをご提案いたします。

また、施主であるみなさんにとって有益なことは、たとえそれが私たちにとってそうではなくても、その提案や情報提供を致します。それが、施主の立場で仕事をする「コーディネーター」の果たすべき役割だからです。