居住者や利用者に快適な環境を提供しましょう。

マンション、テナントビルなどの外構(外回り)の多くはの外構(外回り)の多くは、お粗末なつくりのものが多いのが現状だと思います。特にマンションはその傾向が強いようです。
「お粗末」というのは素材やデザインだけではありません。居住者や利用者が利用しやすいゾーニング(空間構成)がなされていないと感じます。樹木などもただ植えているだけといった印象を受けます。生育もよくありません。
遊具などを設置した幼児広場があるマンションを最近よく見かけますが、余った場所にただ遊具を並べているだけのところがほとんどです。     

マンションで言えば、その外構は日常生活で毎日利用する重要な場所です。マンションの「顔」と言えるでしょう。せっかくお金をかけてつくるなら、きちんと計画をたて、かけるお金に見合った「快適な空間」をつくりましょう。


 

 「屋上緑化」は、快適な環境づくりに大きな効果があります。

憩いの場の提供

屋上緑化は、園地として解放することで、居住者や利用者に「豊かさ」や「安らぎ」をもたらします。生活の場との至近性・プライベート性の高さなどの特異性を利用して様々な活用が期待できます。
従業員等へのリラクゼーション施設、屋上ビヤガーデン等の集客施設としての利用などが考えられます。
      

ヒートアイランド対策(省エネ効果)

屋上における熱エネルギー遮断により、ビル空調費の省エネルギー化が図れ、経費削減が可能です。また、ビルからの排熱低下により、ヒートアイランド現象の緩和に寄与します。
      

建物保護

屋上の温度変化を低減することにより、屋根材の耐久性を向上させ、建物の資産価値を維持します。また、酸性雨や紫外線から保護する ことで、防水層等の劣化を防止できます。     

?福岡市などの都市には、屋上緑化への助成制度があります。 屋上緑化をご検討の際は管轄の自治体に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
      

 ビルの付加価値を高めましょう。

上記のような「快適な環境」を創出することで、当然建物の価値は高まります。特に「緑」は、年月の経過とともに価値が高まる貴重な存在です。     

樹木を大きく美しく育てるためには、その場に適した樹種の選択・生育に適した土づくりが重要です。樹木管理もある程度は必要です。
      

 維持管理費を抑えましょう。

管理費の中で大きなウエイトを占めるのは植物の管理です。管理費を抑えるためには、樹種の選択に留意しましょう。マンション、テナントビルなどの外構(外回り)は、基本的にはパブリック空間となります。一般的に公園樹と呼ばれる管理に手のかからないものを選択し、成長の早いもの、遅いものをきちんと使い分けましょう。